CDR Eco Movement(CDREM)は近年、「中古スマートフォンの再商品化」と「自動化技術の融合」を軸に、スマートフォンを売る人・買う人、そして取引を支える通信キャリアや販売事業者など、中古スマホの流通に関わるすべての人々が、公正な価値と環境貢献を共有できる仕組みづくりに取り組んできました。
私たちはこの取り組みを
「CDREMによるEco Movement」= Circular Economy as a Service
と定義しています。
単に中古品を再生して市場に戻すのではなく、「人の努力」「技術の進化」「信頼の循環」をつなぎ合わせ、持続的な価値を生み出していく。この想いこそ、私たちが目指すEco Movementの核となるものです。
現場から生まれたエンジニアリング企業
CDREMは長年、中古スマートフォンの商品化工程を担い、現場での改善や工夫を積み重ねてきました。その経験は、「自動化」と「合理化」の形で独自の技術へと昇華しています。
そして今、そのノウハウを自社だけで使うのではなく、同様の課題に直面する国内外の企業にも提供し始めています。
私たちが目指すのは、単なる再生工場ではありません。
「人の技術」と「自動化」を融合させたエンジニアリング提案型企業として、現場起点の価値創造に取り組み続けます。
技術と現場力の融合
熟練作業者の経験と判断力、そしてAI・ロボティクスによる精密で安定した自動化技術。
CDREMの価値は、この両者をどのように調和させ、進化させるかにあります。
現場で見つけた課題を即座に装置に反映し、改善を繰り返すことで、
「進化し続ける工場」を実現しています。
ラインの規模や事業体制に応じて、手作業と自動化の最適バランスは異なります。だからこそCDREMは、各企業の状況に合わせた最適解をともに設計するパートナーでありたいと考えています。
CDREMの開発理念
「日本発の高品質な再商品化技術を、世界へ。」
これが私たちの挑戦です。
CDREMは、大量処理を前提とした汎用型・単機能型の装置とは異なり、一台一台のスマートフォンを正しく、総合的に評価するための高付加価値型設備の開発に取り組んできました。
日本で再商品化されたスマートフォンが、世界市場でさらに高く評価されるために。
その基盤となる技術を提供することが、私たちの使命です。
私たちが大切にしている3つの開発理念
1. 安定かつ高精度なGrading(評価)技術
AIを活用し、誰が扱っても同じ精度で価値を判断できる仕組みを提供します。
2. ライン停止リスクの最小化
大型一貫ラインではなく分散型設計を採用し、万一のトラブルでも他工程への影響を抑えます。
3. 繁閑対応の柔軟性
流通量の変動に応じて稼働率を調整しやすい、柔軟なライン設計を目指します。
CDREMの装置設計の特徴
これらの理念を具現化するため、CDREMの装置設計には以下の特徴があります。
分散型処理構造
1ラインあたりの年間処理量を一定に保ち、機種別に2〜3台の装置を並列稼働させることで、安定した処理と仕分け精度を実現します。
機能別モジュール化
「データ消去」「診断(Diag)」「AI外観検査」を独立モジュールとし、必要な機能のみを導入できる柔軟な構成を採用しています。
多段階仕分け機能
店頭買取・受入・在庫管理など各段階で高精度な仕分けを行い、効率的な運用とGrading精度の向上を両立します。
最後に
中古スマートフォン市場は、もはや単なる「中古品の流通」ではなく、持続可能な資源循環の中核を担う産業へと進化しています。
CDREMは、装置をつくるだけの会社ではありません。
リユースにおける“信頼の仕組み”を創り出す企業です。
現場で培った知識と最先端技術を融合させ、
「Made in Japan」の品質を世界のリユース市場へ届ける。
これが、私たちが推進する「Eco Movement」です。
そしてCDREMは、これからも挑戦を続けてまいります。